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NHK囲碁講座テキスト

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共演者のボケを上手に拾えない万波奈穂

(2014 Jan 23)

万波佳奈の囲碁フォーカスを見始めてからしばらく経つが、録画してまだ消していなかった万波奈穂の囲碁フォーカスがあったので見返してみた。

場の空気をつくるのが上手な万波佳奈の講座を見てからなので余計に思うのかもしれないが、万波奈穂は高杉の「ボケ」をひろうのが非常に下手だったことがわかる。高杉瑞穂がかわいそうに思えてきた。

当時、高杉の棋力はまだあがっていなかったので、問題を答えても不正解なことが多かった。

生徒の不正解(=ボケ)を面白おかしくしてしまうのが面白い授業をする先生の腕の見せ所。

この技術は、ブラマヨ小杉などのツッコミ担当の大物芸人やロンブー淳などの有能な司会者から学ぶところは大きい。

「間違ってしまった」という気持ちを生徒に感じさせたりするのを最小限にさせるのが先生の役割だが、万波奈穂はそれがあまり上手でない。

番組で時間が気になってしまうのだろうか。

高杉の手が不正解のとき、万波奈穂は生徒を十分にフォローすることなく、すぐに正解の解説に入る。

万波奈穂から高杉にフォローの言葉がないわけではない。

しかし、総じてリアクションがうすい。トーンがひくい。コメントがあさい。

盤面をはなれたトーク中もその姿勢は変わらない。

高杉のボケに真正面から向き合ってない。なんか肩透かし的。万波奈穂からはそんな空気が少なからず感じられる。

高杉はからみづらいのかもしれない。高杉のコメントは面白くないのかもしれない。ワードチョイスがセンスないのかもしれない。

けど、それを全部ひっくるめてカバーするのが魅力ある講師だと思う。

生徒は一人。番組は30分。カメラがまわっているそのときだけでも全力で、ときには脱線してしまっても構わない。

見ていて活気ある面白い番組をつくってもらいたい。

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