大事なポイントがわかりづらい。
(2014 Apr 20)
2014年度の囲碁フォーカスが始まった。戸島花は元アイドルだけあって、非常に花があっていい。
NHKの番組とは思えない。美しさが際立っている。
司会として次のコーナーに移るときの笑顔とハキハキしたしゃべり方はとても好感がもてる。
肝心の囲碁講座だが、大事なところがわかりづらい。
これはドラゴン先生こと宮崎龍太郎のせいではなく、番組の構成の問題だろう。
例えば去年は「マジカル手筋」として、「こういう状況ではこの一手」というのを視聴者に明確に伝えていた。
「今週のマジカルてすじーワン!」と万波姉妹が言うのを聞いて「これから大事な一手が放たれる」と心の準備をすることができた。
今年の場合だと、ドラゴン先生が戸島花に「花ちゃんならどこに打つか」とふらっと尋ねて、それに戸島花が答えて、正解か否かをおしえてもらう。
この一連の流れは見ていて非常に平坦。番組を注意して見ていないと、大切なポイントを見逃してしまうかもしれない。
ドラゴン先生は抑揚がないし、聞いていて面白くない。しゃべりのプロではないのだから、これは致し方ない。
いくらでも編集はできるのだから、もっと番組の構成を考えてほしい。
囲碁をまったく知らない人でも「なんか見てみたい」と思わせる番組作り。視聴率を気にする民放とは違って、やはりNHKにはそういう考え方はないのだろうか。
このままではドラゴン先生がトークの腕をあげない限り、囲碁初心者は絶対に見なくなる。
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