いござんまい。囲碁入門から実戦で使える手筋まで。 サイト内注意事項
NHK囲碁講座テキスト

高杉瑞穂が番組でもっと活きるために

(2013 May 6)

2013年度の囲碁フォーカスが4月から始まって、1ヶ月が経った。まだ万波と高杉の関係はスムーズといえないが、番組を盛り上げようとする高杉は見ていて好感がもてる。

しかしもっと彼がよくなるには、囲碁で強くなりたいという気持ちをもっと強くもたなければならない。どうしたら今以上に勝利を渇望できるか。そのためには実践をもっと多く積むこと。そして負けること。

どうして負けたのか。この相手に負けるとは思わなかった。悔しい。こんな上手な人にあともう少しで勝てたのに自分のミスで負けた。悔しい。

その悔しい気持ちが、もっと上手になりたい、囲碁の勉強をもっとしたいにつながる。そしてその気持ちが自然な形で囲碁講座の中で表現される。

マジカル手筋に対する喜怒哀楽が欠けているので、見ていて「あんまり楽しくないのかな」と思ってしまう。

自分が知らないマジカルな手筋を教えてもらったら、嬉しくて嬉しくて仕方ないはず。教えてもらった手筋をすでに知っていたら、それを踏まえて万波に「これならどうか」といろいろと質問したくなるはず。

高杉は視聴者の目線で万波の講義を受ける必要があるから、「先生、説明がちょっと速いです」とか「こういうふうになったらどうなるんですか」とか、どんどん意欲的に質問する生徒であってほしい。

最後に、1年経って番組進行に慣れたのか、去年よりも天元じいさんは滑らかになった。