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視聴者の目線で解説者に話を聞いてくれる下坂美織。 2013年4月21日 NHK杯

今日のNHK杯を見ていて感心したのは下坂美織の司会進行のうまさ。

1年前の今頃とは雲泥の差で上手になっている。

昼の情報番組の「ミヤネ屋」が好調な理由は、司会の宮根が視聴者の目線で芸能ニュースの解説者などに視聴者が聞きたいことを質問をしていることらしいが、下坂も同じことをしている。

下坂はプロの棋士だからプロがどうやって打つかはだいたい検討がついているだろうに、プロが打たなそうな打ち方、つまりアマチュアの視聴者が打つであろう打ち方、を解説者に大盤で解説してもらえるように促している。

今日の解説の小松英樹は下坂のそのような提案を快く受け入れてわかりやすく解説していた。話し方も丁寧、感じもいい。

一点気になるのは、予想が外れたときに少々焦ってしまうこと。

その焦りが顔に出て視聴者に容易に伝わっていた。

予想が外れてもいいのでもう少し堂々とするか、笑いで一蹴してしまうぐらいにしてほしい。

下坂は非常に落ち着いていて、ちょうどいい間で対局者のちょっとした情報、中野泰宏が津軽三味線が得意だ、などの話をしていた。

一年間でこの成長。恐るべし下坂美織。さらなる成長を期待しています。

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