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NHK囲碁講座テキスト

向井千瑛(むかい ちあき)

  • 2014年2月の囲碁フォーカスで特集された。万波佳奈が「ちあきちゃんは本当にいい子で」と言っていたとおり、インタビュー内の向井は性格の良さがにじみ出ていた。
  • 三姉妹の三女。長女も次女もプロの囲碁棋士。
  • 向井千瑛、奥田あや、謝依旻は同期入段の三人娘と呼ばれる。
  • 2013年11月下旬、初タイトルである女流本因坊を最終局に勝利の末獲得した。
  • 最終局は序盤から形勢が悪く、投げ出したい気持ちがなかったわけではない。しかし、チャンスがある手を打ち続けるしかなかった。その結果勝てたのは運がよかった、と語っている。
  • 2013年の女流本因坊挑戦手合が始まる前に、子を授かったことがわかったらしい。囲碁フォーカスのインタビューでそのことを聞かれて、控えめだが非常に嬉しそうにしていたのが印象的だった。
  • 旦那さんは囲碁プロ棋士の杉本明八段。結婚は2013年9月。
  • ちなみに、向井と杉本は「できちゃった婚」ということになる。挑戦手合の第一局は10月上旬なので、妊娠がわかったのは9月か。さらに出産は2014年5月ということなので、2013年9月に結婚する前には「できていた」。
  • 初タイトル奪取まで、タイトルに挑戦したのは7度。そのうちの5度、女流囲碁界に君臨する謝依旻に阻まれる。中盤まではよくても、向井が先に秒読みに入り間違えて負ける、ということが少なくなかった。自信をなくした向井は謝依旻と打ちたいと思えないときもあったらしい。タイトル挑戦権を獲得できても謝依旻と対局するのは怖かった、とインタビューでは赤裸々に語っていた。
  • 2013年に日本代表として参戦した世界棋戦では、「自分の力を100%出し切って勝てるかどうか」という強豪な中国、韓国、台湾の棋士に全勝した。この経験が女流本因坊奪取にも大きく影響したらしい。