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NHK囲碁講座テキスト

【競り合い】短い手数でおさまる石に手をかける。 2015年3月20日 囲碁フォーカス

黒番。左辺に二つの弱い石を抱える黒はどこへ打つべきか。

正解はC6。D9の黒石が四線にあるので少し腰高の陣形だが、B4へのスベリもみているので根拠をつくっておさまるのには申し分ない。

この問題のように弱い石が二箇所にある場合は、少ない手数でおさまれる方にまず手をかけて安定させる。

そうやってさっさと一つを安定させてから、もう一つの方(左上の黒)を相手の石(左辺から中央への白)との一対一の戦いにもっていく。

やってはいけないのが黒1でJ15の一間トビ。白2でC7に一気に詰め寄られてそのあとは白6まで、黒は二箇所に弱い石を抱えたまま打ち進めなければならない。