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NHK囲碁講座テキスト

【布石】三々に入る基本定石から派生した定石。 2015年5月1日 囲碁フォーカス

白7でO16へオシた場面。黒番。

黒の三連星と白の二連星から始まった碁。黒は三連星なので模様の碁にしたい。白1でかかった後、黒がはさんで白が三々へ入る。右辺の三連星を活かすために黒4ではR16がよい。ちなみに白7ではO18が一般的だが、依田がO16と打ち始めてから他でも多く打たれ始めた。

正解は黒8でP17に出る。白がおさえてきたら黒10でQ18にキリ。黒が切ったほうを白がとるならば(白11でR18)、その後は黒18まで。白を右上に閉じ込めながら黒は右辺に大きな模様を張ることに成功。

「二目の頭は見ずハネよ」という格言があるが、黒8でO15にハネると逆にハネ返されるこの場合はよくない。黒10でN16として白を分断しても、白19のK16まで白の上辺が盛り上がって白好調。

黒10でP17のデギリは黒がよさそうだが、白13でO18にツギ、白15でS17にサガリ、白17でP15にキリがきびしい。