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NHK囲碁講座テキスト

【守り方】ケシにきた相手を受けながら攻める一手。 2015年7月3日 囲碁フォーカス

黒の二間ビラキがある上辺の黒模様を白が軽くケシにきた(K15)。黒番。

正解はH16のコスミ。守りの手だが上辺の白1子を左辺の白と連絡させないで後々それを攻めようという手でもある。また、白2でH14とケイマできたらツケコシ(J14)で白を分断してしまう手も残っている。

本当ならケイマでH15までいきたいが、それだと白2でG16とハザマをつかれてしまう。その後は白8までとなり、黒は分断された上に白からH17に出る手も残っており辛い。

黒1でL16は「ただ受けるだけ」になったしまうので物足りない。その後の進行は白6までが予想され、上辺の黒地を大きく凹まされては黒は勝てない。

黒1でJ15のツケも考えられるが、今回は不正解。ツケの後、K13の白8までとなりシチョウは白がいいのが理由。