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NHK囲碁講座テキスト

【三々か否か】相手が星からケイマ開きの場合。 2015年8月28日 囲碁フォーカス

左上。黒番。



正解はC17の三々。相手の石が星からケイマにひらいているとき、三々に入るのがよい。

白2でD17におさえられたあと、黒3でC16。その後は一本道で黒15でE11まで。左上の白は眼形が確保されていないので、黒はさらに攻め続けながら上辺や左辺の黒地を拡大していく。

ちなみに黒3でD17だと白4でC16となり、そのあと黒7まで白は生き形となってしまう。

黒1でD18は不正解。そのあと黒3でC18なら白4でB12。黒3でB13なら白4でC18。どちらににしても白は生きることができ、黒不満。

ちなみに、2つ目の図は左上の白石が星からケイマでなく、一間でひらいている場合。このときは、三々ではなくすべるのがよい。

D14の白石が四線にあることで、黒には左辺からの有効な攻めの手段が残されていることが理由。黒3でC18を先手で決めてから、C11の黒石を拠点にして黒5でB16、黒7でC13も先手で打つことができる。