サイト内注意事項 NHK囲碁講座テキスト
黒がR11に打ち込んだ局面。白番。
正解はR16のツケ。 「サバキはツケから」という格言があるように、ツケは自分の石が弱いときにサバキの手段として使われる。 白3子の右辺に後から入ってきたR11の黒。一見すると弱そうだが、右上の黒2子(Q16、O17)がしっかりしていることもあって、実は結構強い。 結果として、R14の白1子が弱体化してしまっている。この力関係を黒がR11に打ち込まれたときに理解することが必要。 R14の白石は弱くなってしまったので、相手陣地内で上手にさばく、という考えに切り替える。よって白1でR16のツケ。黒2でR17なら白3でS17へ二段バネ。黒4でQ17にツギなら白5でS15となり右上の白は生き。 右上の白は死ぬ心配がなくなったので、今度は打ち込んだR16の黒石が弱くなった。逃げるしかないので黒6でP11へ一間トビとなる。