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NHK囲碁講座テキスト

【厚みの対応】二眼スペースを与えずに攻め続ける。 2015年9月25日 囲碁フォーカス

黒番。左辺の黒の厚みを働かせながら、下辺の白を攻めたい。

正解は黒1でL6。L7も悪くないが、L6まで白に詰め寄ることで白に眼をつくるスペースを与えない。そのあと黒3でH6を先手で打ち、黒5でK4のキリ。白は被害を最小限におさえるために白6でJ4が精一杯。その結果、白3子が黒に飲み込まれて黒が多いに優勢。

黒1でJ7のボウシは不正解。白の中央への進出を阻むためによさそうだが、白4まで形勢は不明になってしまう。厚みを基点として攻めるのでなく、相手の石を厚みへ追い込むのが大事。