サイト内注意事項 NHK囲碁講座テキスト
黒番。
模様を広げるときは黒と白の模様の接点を見逃してはいけない。 正解はE7のカケ。この問題ではその辺りが「模様の接点」。そのあと白6まで白は喜んで四線を這うが、黒7でK14にボウシとなると、中央から右辺、下辺へと雄大な黒模様が出現し、黒優勢。 もし、右辺から中央へ広げようと黒1で単に上辺にボウシ(k14)を打つと、白2でF7にケイマと模様の接点に打たれて、そのあと白14まで白に中央へ入り込まれてしまう。 問題にあるような石の配置が左下で見られる場合、黒1でC8の一間ジマリは急所。しかし、今回の問題では不正解。そのあと白4まで下辺の黒模様が消されてしまうのがその理由。 ちなみに、右辺と下辺の黒模様はどちらが価値が大きいのか。答えは下辺。右辺は裾空き(S8)。裾空きは価値が小さいので、右辺の黒模様は重要視せず下辺の黒模様を大事にする。