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NHK囲碁講座テキスト

【捨てるか否か】捨て石で石の形を整形する。 2016年1月17日 囲碁フォーカス

白がR14に打ち込んでから、黒1でツケ、白2でワリコミ、黒3でアタリ、白4でツギ。黒5が問題。

正解はR16。右上への白の進入を防ぎながら白三子の駄目を詰める手。その後は白10までが考えられる進行。黒11では断点を防ぐ一手(O17、ケイマ)などが必要。黒は厚みを作って上辺が立派になった。一方、元々白地になりそうだった右辺で白は手数をかけて石を多く打たされて効率が良くない。

不正解は黒5でQ13。右辺の黒一子(R12)を助けようという手。このあと白12(S13)までとなり、一気に白に右上に入られてしまう。黒13では断点二つを守る手(O14)が大事。さもないと、O15への白からのハサミツケが厳しい。そうやって黒に守らせてからの白は、先手で白14でH17などが考えられる。