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白:本因坊丈和 / 黒:赤星因徹 天保6年(1835年)、江戸時代の対局。白4が問題。黒1でコスんで、白2で守って、黒3でハネ。白4でT5なら、そのあと黒は先手でE9にまわれる。しかし丈和は白4でS9と打った。この手がプロ棋士が語り継ぎたい名手。 そのあと白は先手でC7へ打ち込むことができた。山城宏によると、この手を知らないプロの棋士はいない、というくらい有名な手だそうだ。ちなみに、黒番の赤星は対局後に血を吐いてしまったらしく、それ故にこの対局は「吐血の局」とよばれるようになったという。