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NHK囲碁講座テキスト

【囲碁とサッカー】将棋よりも囲碁のほうがサッカーに近い。

(2013 May 4)

将棋がサッカーに近いという記事が最近あった。日産スタジアムでの試合当日に将棋のイベントがあったらしい。記事を読んでなるほどとは思ったが、囲碁も将棋に負けないぐらいサッカーの要素を多く含んでいる。

囲碁とサッカーの一つ目の類似点は、攻守のバランスが悪いとやられてしまう、ということ。囲碁で自分の陣地を拡大しようと4線、さらには5線に石を配置したならば、3線や2線に入られて陣地を作られてしまう可能性は非常に高い。これをサッカーでいえば、前がかりになったディフェンダーの裏をとってスルーパスを受けたストライカーがゴールを決めてしまう。

二つ目の類似点は、攻守の切り替えが目まぐるしいということ。囲碁で特に攻め合いの場合は、攻めと守りを常に同時に考えていなければならない。サッカーで、ボールを支配している間は攻めるが、ボールをとられたらすぐに守りにまわらなければならない。レベルの高いチーム同士の試合になればなるほど、攻守の切り替えが目まぐるしい。攻守の切り替えが速いチームは非常に強い。

三つ目は、相手を囲んだら囲碁では石を取る、サッカーではボールを奪うことができる、ということ。