いござんまい。囲碁入門から実戦で使える手筋まで。 サイト内注意事項
NHK囲碁講座テキスト

【打ち込み】相手の四線には三線。 2014年12月26日 囲碁フォーカス

白番。黒の上辺は三線(J17)、右辺は四線(Q9)で地を構えている。白はどちらから手をつけるべきか。

正解は右辺。相手の石が四線と高く構えているとき、三線に打ち込むのが良い。具体的にはR11。段差をつけることでおさまりやすくなる。黒は右下の2子を孤立させたくはないので、R9の鉄柱が予想される。そうなれば白は悠々と二間ビラキ。R15とさらに一歩先までいけると宋は言う。白9まで、中央に顔をだしながら生きはほぼ確定。

駄目な例として、上辺の三線の黒石から手をつけること。白は例えばK16にカタツキを打ったとしても、黒8まで、黒は右辺を順調に拡大しているが、上辺の白はまだまだおさまっていない。

ちなみに、この問題では右辺の黒はまだスカスカしていたので白は生きるスペースを悠々つくることができたが、もっと補強がされている状態ならウチコミは危険