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NHK囲碁講座テキスト

【攻め】深く打ち込んできた相手を咎める。 攻めと守り 梅沢由香里のステップアップ囲碁講座 P48

黒番。白26のあと。

白は狭い場所にかなり深く打ち込んできた。辺へひらくスペースを与えず根拠を奪う作戦がよい。よって、正解はR10の鉄柱。右上から上辺の黒石を援軍にして、黒29ではボウシ

白の中央への侵入を妨げながら、下辺へ誘導する。黒33でO4のツケは2つの意味をもっている。1つは右辺から逃げ出してきた白石を待ち構えること。もう1つは下辺の石を攻める起点となること。

白の出方により、黒はいずれかの方法で得をすることができる。また、このような攻め方を「モタレ攻め」という。

この問題より、もう少し広いところに打ち込む場合、白は悠々生きることができる