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NHK囲碁講座テキスト

【隅で生きる】生死を左右する2の二。 2015年1月9日 囲碁フォーカス

黒番。左上の黒は白の勢力圏内。生きること、二眼をつくることを第一に考える。二眼はどこが一番つくりやすいか。

正解は隅に向かう手のC17。 白2ではB17が正着。その後の黒5ではC18のサガリが大切な一手。 白6でG17とされたら、黒は根拠をもつために「2の二(B18)」。 これで左上の黒は生きたことになる。

なぜか。黒7で2の二(B18)の後。 もし、白がB16とついできたら 黒はF18などとして二眼のスペースを確保する。 逆に白がF18とつめてきたら、 黒はB16のキリで白1子をとることによって二眼のスペースは確保できる。 だから左上の黒石はすでに生きているとみなしてよい。

相手の勢力圏内で生きた石をさらに大きくしようとするのは非効率的。 また、位の低いところ(二線、三線)は陣地を広げるという意味ではあまり価値がない。 なので、石が生きたら、大場に向かい新しい場所で陣地をつくり始めるのがよい。