いござんまい。囲碁入門から実戦で使える手筋まで。 サイト内注意事項
NHK囲碁講座テキスト

駄目(だめ)



まず、「手数」と似たような意味で使われる。例えば、左図で黒2子は白に囲まれていて、あと少しでとられる。この状況は「駄目が2つ空いている」とか「黒を殺すまでの手数は2つ」のように表現される。

次に、盤面上どちらの陣地にもならない箇所という意味もある。双方に利益がない地点なので対局中は打たないが、終局を確認しあってから、互いに「駄目をつめる」という作業が行われる。プロの対局ではふつう行われる。

例えば、左図(下、2つ目)。このような形で終局をむかえたが、G4の地点は白黒どちらの陣地にもならなかった地点。これを「駄目」という。

「駄目」は本来「役に立たない」というような意味。

役に立たない → 価値がない → 無意味なこと → してはいけない、だめだ

と意味が変わっていったのだろうか。結果、禁止の意味で広く一般的に使われるようになった。