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NHK囲碁講座テキスト

【攻め】相手の石を愚形にしながら攻める。 2015年2月20日 囲碁フォーカス

白がK3の大場にまわった後の黒番。白は大場ではなく、R11などの手で右辺を守るべきだった。それを咎めるために黒は右辺の白石を攻めたい。

正解はQ11。黒が上辺に大模様を築けないように、白は白2でP13と中央へ進出。黒は援軍がまわりに多いので黒3で強気にO13のハネ。はねないで黒3でO14にのびると、白8のP11までタケフの好形で中央に進出されてしまう。

白4でO12に白がはねたら、黒5も強気でP12が大切。黒21の後、黒23はS14のツケとP17のハネダシが見合いとなり、右辺の白は全滅する。それを避けるために白4ではP12しかない。しかしこれが空き三角愚形。相手を愚形にしながら黒は黒7まで右辺の模様を広げることもできた。

ちなみに、黒1で一路下(三線)のR11だと、カケツギタケフなどの好形で中央へ進出されてしまう。